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オーガニック・キッチン通信 作る人の想いも一緒に「いただきます」
2016年5月号

宮入農場

がんばれ!秋田のルーキー

キャプション 宮入広光さん

秋田市で自然栽培のお米や野菜を作っている宮入農場の宮入広光さん。現在27歳の青年です。出会いは昨年のとあるオーガニック関係のイベント。農家として独り立ちしたばかりの就農ルーキー、しかも自然栽培でお米や野菜を作っていて販売先を探しているとのこと…。「それなら是非私たちに売ってください」という話になりました。

キャプション 宮入広光さん

慣行栽培をやってみたけど…

キャプション 初めての米づくり

大学生の頃から、「将来は農業をやりたい」と考えていた宮入さん。大学を卒業後、秋田県の就農研修制度を利用して農業を学びました。

「最初から化学肥料や農薬を使わない農業をやりたいと思ってました。でも、秋田県の就農研修で教えてくれたのは化学肥料や農薬を普通に使う、いわゆる慣行農法でした。でも、あえて慣行農法を学ぼうと思ったんです。」とのこと。しかし、ほどなく体調を崩されたそうです。

「やはり農薬が影響してたと思います。丈夫で屈強な人なら何てことないのかもしれないけど、私はどちらかと言うと線が細い方なので、敏感に反応したのかもしれません」とおっしゃる宮入さん。その後、化学肥料や農薬を使わない農家に弟子入りし、一から学び直しました。


「薬を使えば作業が楽になるかもしれませんが、納得できる丁寧な仕事をしたいんです。自分の技術をしっかり発揮して野菜を作っていきたいです。」現在、周囲の人に助けられながら大きな機械にも頼らず一人で農作業をしています。就農1年目の昨年はお米を2トン収穫することができたそうです。
「ちゃんと収穫できてよかったです。反省点はあるのでいろいろ試行錯誤しながら今年もがんばります。」

お米のほか、野菜作りも積極的です。大根や枝豆の他に秋田の伝統野菜にも積極的に取り組んでいます。現在、宮入さんの畑から、「つぼみ菜」がたくさん届いています。とっても美味しいので、早速オーガニック・キッチンのお弁当の素材として大活躍中です。

キャプション 初めての米づくり

オーガニックの輪が広がるために

キャプション 夕焼けが田んぼに映りこんで、息をのむ美しさ

オーガニック・キッチンでは、宮入さんのような自然栽培、有機栽培を目指す新規就農者を、微力ながら応援していきたいと考えています。あたりまえのライフスタイルとして『オーガニック』を選択する若者は少なくありません。その選択が当たり前に成り立つ社会の仕組みを作ることが、私たちに課せられた課題だからです。

そうは言っても、美味しくない野菜を使うわけにはいきません。難しいことは抜きにして、宮入さんの野菜はとっても美味しい!!ので、これからもお弁当に登場する予定です。お楽しみに!

キャプション 夕焼けが田んぼに映りこんで、息をのむ美しさ
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